なぜ、資格を取得するのか。資格を取得するとどのような良いことがあるのか、実体験を交えて考えてみよう思います。
私は、学生時代はとりたててモテない人間で、学業も平均的でした。そんな私が公認会計士と弁護士になって、どのような人生を歩んでいるのかという点を述べます。
1 収入が上がる
これは紛れもない事実です。弁護士は食べられないとかよく聞きますが、いまだに資格という独占市場がある以上、平均よりも上の収入を得ています。
仮に私が資格を取得していなかったらどのような社会人を歩んでいたでしょうか。
就職活動の面接はしておりませんので、どれほどの企業に就職できたのかは定かではありません。しかしながら私は大学3年生のゼミの入部面接で、倍率1.5倍程度だったものの3次募集まで全て落ちました。国際協力のゼミでしたので、どちらかという明るい学生が多く、自分は油だったのかもしれませんが、とにかく落ちました。
私の面接突破力はそんな程度のものでした。ですので正面切って就職活動をしていたら、どのような企業に入社していたのかはお察しで、収入もある程度限界が見えていたかと思います。
そんな自分が現在、平均以上の収入を得られているのは、資格に守られている他ありません。
だんだんと歳を重ねるにつれて、自分の能力の限界というものが見えてきます。大学生にもなれば、平均的な人間なのかどうかわかってしまいます。なにか抜きんでたものがなくても、よい収入を得たいと考えるのであれば、資格を取得することはなにより確実な選択肢のように思います。
2 やはりモテるようになる
やはり資格を取得するとモテるようになります。これは紛れもない事実です。
私は大学時代に彼女と呼べる存在はいませんでした。2回ほど告白したもののいずれも撃沈しました。顔面も冴えないですし、性格もどこか自信がなく、男としての魅力に欠けています。
そんな自分でしたが、資格を取ってからはモテるようになりました。
会計士試験に受かって監査法人に入社して、同期とよく合同コンパをしていましたが、明らかに女性の反応が違うわけです。
なぜ反応が変わるのかというと、女性側のレッテルというものがまずあります。さらには会計士という自負が少なからず自分自身に自身を与えるわけです。またこれはメンバーにもよりますが、一般的に会計士や弁護士という職業は(例外はいるにしても)冴えない人間の割合の方が圧倒的に多いです。ですので、一緒に合同コンパに参加する面子も、まだ自分が戦えるわけです。これを相対性理論と呼ぶか否かは措き、とにもかくにもモテるわけですね。
ある合同コンパでは、某航空会社のCAと4対4だったわけですが、内2人から後日デートに誘われて、私をめぐって争いが起きたこともありました。
これは決して自慢ではないのと、改めて私はブサメンで内気な性格というところは忘れないでください。このような経験があると、どんどんと自分に自信がでてきて、よりモテててくるわけです。
冴えない人生にも一つ光明が差す、ここに資格取得のメリットがあるわけです。
3 自己肯定感が上がる
弁護士や会計士となると、それ相応に時間と労力を犠牲にしなければ合格することはできません。やはり合格することで、ひとつのことをやり切ったという自分の中で一本筋が通ります。
私は高校時代になにか熱中したものもなく、ただただ漫然と日々を過ごしていました。帰宅部で彼女もいるわけでもなく、エスカレーター式の学校で受験もせずに大学に入学し、陽気なサークルにも入れるわけでもなく、大学時代も漫然とした日々を過ごそうとしてました。
このような生活では自分というものを肯定することもできず、鬱屈とした日々でした。
そんな中で会計士試験という目標を目指すことで、それまで何かを頑張ったことのない自分が、初めて熱中することができました。確かに大学時代は基本的には図書館に籠っており、華のある大学生活だったとはいえませんが、それでも引き換えに自分の中に一本筋を通すことができたのは、貴重な経験だったと思います。
さらには自分の意識の問題だけでなく、周囲の見方も変わり、自己肯定感が上がる一助になります。
なぜか資格に受かるだけで、人格的にもひとつ清廉な印象を与えるように思います。本来的には全く関係ないのですが、この資格を持っているのであれば人間的にも信頼できる、というステレオタイプが遺憾なく発揮されるわけです。
よくニュースで医師や弁護士が犯罪を犯した場合は、実名をもって報道されますが、そこにはそれらの士業に対するイメージから外れた行動に世間の耳目を集めるのです。
このように周りからの見方も変わることで、自分も変わってゆきます。もちろん自分の評価は自分が決めるといった理想論もありますが、そのように考えられる人間は(自分も含めて)そう多くはありません。周囲からの見方や評価というものは否応なしに自分の肯定感に繋がります。
どこか自分というものがないという人は、資格を取得するということで、大げさではなく人生が変わることも不可能ではありません。
4 終わりに
資格を取得することでどのような変化があるか、自分の人生も交えて書いてみました。バラ色とまではいかないものの、そこそこの人生にはなりますので、ひとつ参考になると幸いです。
以上
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